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薬局薬剤師の先生方、お疲れさまです。 [医療関係]

薬剤師の先生方、こんにちわ。
そして、特に薬局薬剤師の先生方、お疲れ様です。
普段の日常業務に加えて、今年は新型インフルエンザに心身ともに疲れてらっしゃると思います。


うちのような小さな薬局でも、日に15人前後のインフルエンザA型の方が来局されます。
疑い例を含めたら、それ以上です。
これからもっともっと増えていくだろう新型インフルに服薬指導をしなくてはならないのに、優先接種から外れている現在、本当に大変だと思いますね。

まずは患者さんの理解がないですよね。
薬局薬剤師は医療従事者だと有り難いことに思っていただいてるようなんですけど、でも優先接種ではない事実をご存知ない方は少なくないと思います。
今日の読売新聞に記事が出て、ようやく新型ワクチンを受けられないことを、世間に言っていただけましたが、それでもまだ、患者さんの中には、人に向けて咳をされる人もいます。不可抗力なのはわかってはいますが、それでもあからさまに嫌がることもできませんよね。

インフルエンザの患者さんは、皆さん新型では?と不安を持ってる人が多く(まぁほとんど新型で間違いないですけど)、薬の使い方だけに話は終わりません。
家族への予防については?仕事は?いつから?異常行動大丈夫?重症化って?不安に思った患者さんは様々な質問疑問を持ってらっしゃり、それを解決しないことには帰られません。
元々リレンザは吸入指導があり、普通の服薬指導よりも時間がかかることと、マスクを外されるので、それを僅か50センチのところで受け止める薬剤師の先生方は、本当に精神的に辛いことだと思います。
でも先生方が逃げないで、落ち着いて笑顔で服薬指導をなさっていることで、患者さんが無用な不安を抱かなくてすんでるんだと思っています。

でも、それでも大変ですよね。
リレンザはなるべく早く使用した方がよく、また使い方も複雑なため、目の前で実際に吸入を行ってもらって、説明していると思います。
当然、目の前には患者さん本人がいらっしゃいます。
マスクを外して吸入します。
薬にむせて咳をされる方、吸うと話してますがはいてしまうお子さん(うーん分かんなくなっちゃうんだよね)、薬が目の前でブワっと舞います(笑)
全身症状が悪く、待合室で家族にもたれかかってグタっとしてる方も、辛そうだなとは思いますが、人の気持ちがうつる私にはブルーな気持ちにはなります。それでも笑顔で向かっていってるだろう薬剤師の先生方を思うと、私も頑張らなくてはと思います。

一人インフルを相手にしたら、その都度予防をしていますけど、患者数が増えていけば、その行為自体が負担になり、患者が続けば、その都度というのが難しくなりますよね。
薬局には病気の方という重症化リスクの高い方が訪れるので、消毒や予防には本当に気をつけています。
また薬局に勤務するのは自分一人というわけではないから、他の人の予防にも気を配らなくてはなりません。
新型ワクチンも受けられず、毎日毎日10数人の患者さんと接するので、確実に感染するだろうと諦めてはいるけれど、薬局の中で連鎖することは、薬局機能を維持するために避けなくてはならないし。
だって新型に感染したら、タミフル・リレンザを使っても発熱2日、解熱後2日は勤務できません。単純に計算して4日間連続で勤務できません。そうなれば、うちのように小さな薬局、薬剤師2名で店を動かしているところには、本当に大変な問題だと思います。
私は新型が発生した5月に、うちのスタッフには、一人でも店に立てるように指示しました。
大変だけれど、薬剤師一人でも業務できるように。受付事務には一人で受付業務をこなせるように(問題ありありですけど・・)。
特に薬剤師にいたっては、受付が全員休んでも、一人ででも業務を維持できるようにしなくてはなりません。
私も、そしてもう一人の薬剤師も。
薬局は大規模なところだけではなく、一人薬剤師やうちのように数名の薬剤師で業務しているところも多いので、本当にそのような事態にはならないことを願うばかりです。
患者さんは待ってはくれず、新型インフルだけでなく、通常の患者さんも来局されるので、疲弊してしまうでしょうが、緊急事態ですので、頑張っていくしかないですよね。
薬局薬剤師の先生のその使命感や志が、この異常事態の中、現場を支えてくださっていると思います。

でも、正直、風邪もひけないような状況じゃないですか?
インフルでなくても、風邪ひいて咳してたり、鼻水たらしてても、インフルじゃないか?と周囲に余計な不安を与えることを危惧していませんか?
誰もが免疫を持っておらず、優先接種でもなく、インフル患者に多数接客せねばならない現実は、風邪であろうとも状況証拠が新型では?と言っています。当然、そのような状況になれば、単なる風邪でも周囲との積極的なコミュニケーションは減り(自粛も含む)、円滑で楽しい薬局勤務ライフもなくなりますよね。

本当に、今は、大変だと思います。
患者さんが増えれば、勤務時間が長くなり、インフルなどで緊張する時間が長いと精神的に疲れ、体力抵抗力も低下し、インフルエンザにも感染しやすく、風邪にもなりやすく、他の病気にもなりやすくなります。
体力がない中でのインフル感染は、それ自体が重症化のリスクを高めてしまいます。
その中でも、想定されるマイナスな未来にも関わらず、立ち向かっている他の薬剤師の先生の姿に励まされます。

この冬には過去経験したことのないインフルエンザの患者さんが来局されると思いますが、私の仕事は患者さんを守り、スタッフをまもり、自らも守ることなので、全力で向かっていきたいと思います。
でも、本当にお疲れ様です。
どなた様も、健やかに、この冬の本格流行期を乗り切れますことを願っています。



でも、これからなんですよね。
本当の意味での、インフル地獄は。


2009-11-03 14:00  nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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ミィシャ

ああ、niceを100万個押したい!
ウチの市内では、救急センターに夜間当番のアルバイトをしている薬剤師には、新型のワクチンがあたったようですけど。
私も、頼むから、スタッフの感染時期がかぶらないで欲しいと、星に願いをかけていますです。(笑)
自分は、もう、免疫力高めるために、寝るしかないです。
それでも、冬は、もうそこまで、きてますよね~。(--;)

by ミィシャ (2009-11-03 22:46) 

なち

>ミィシャさん。
百万個niceありがとうございます!(笑)
うちの地元は夜間当番が優先対象かの連絡はまだないみたいです。連絡がないってことは、、ねぇ(笑)
でも本当は諦めてるんです色々と。スタッフ間連鎖も自分の感染も。
でも出来るなら感染するにしても数日ずつずれてほしいなぁって。潜伏期にすら願うばかりです。
そして既に大変負担に感じてる消毒を徹底するだけです。
しかしスタッフの緊張を維持し続けてもらうのは難しいですね。
先日も季節性ワクチンを受けた受付が急に予防を適当にしてるので変だなと思っていたら、新型にも効くって思ってたみたいでした。
正直、ホンマのアホか!?と心の中で悪態をつきました(笑)
今世間で優先優先と言ってるのは何だと思っているんだと、本気で呆れましたね。
何も言えなかったんですけど、実際は(笑)
by なち (2009-11-04 00:01) 

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