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低体温と冷えについて。 [医療関係]

こんばちわ、薬剤師のなちです。

えぇ、今、自分で地雷踏みました。
自分でハードル上げましたよね(笑)
それでは、以前にお約束していた「低体温」についてですが、すっかりお待たせしちゃった感ありありですが、アップします。
参考までに読んであげまするよ、という気持ちの温かい人のみ、続きを読む、からどうぞ。
これを読んでる皆さん、、、体温を計ったことありますか?

まぁ、一度は計ったことはあると思いますが、その体温は何℃でしたか?
ちなみに、なちの平熱は36.7℃くらいです。
平熱が37℃を超えることもまぁまぁあります(ホルモンの関係でですがね)
それくらい、なちの平熱は高いんですね。
でも、現代人は体温(平熱)が36℃に満たない、いわゆる低体温の方が多いんです。
そして、それはさも低体温だと格好いいみたいな感じで会話などで話される場面に出くわすんですが、人の体は体表温度で36.5℃、体内温度で38℃で最も良く働くと言われています。
つまり、体表温度=体温が36.5℃あるのが健康的というわけですね。
低体温、例えば35℃台の方では、酵素活性も悪く、マクロファージの活性も低く、体内の解毒(デトックス)の働きも弱く、体内に不必要なものを溜めてしまいます。その不必要なものは、アレルギーなどの原因にもなります。即ち低体温だとアレルギー体質になりやすい、ということです。
またガンは体温35℃を最も好むと言われます。これらを総合して考えると、やはり体には36.5℃の体温が必要だと分かると思います。

では、低体温を解消し、少しでも体温を高い状態に維持するためには、どうしたらいいでしょうか?

低体温とは、体が冷えた状態です。体温36℃と35℃では、35℃の方が冷えていますよね。
つまり冷える体質を改善すれば、低体温は自然と改善していきます。
そのために、私が提案することは4つです。

①基礎代謝を上げる
生命を維持するために必要な最低限のエネルギー(熱量)を基礎代謝といいます。つまり寝ている状態でも、心臓は動き呼吸する、その心臓なりを動かすエネルギーを基礎代謝と言います。
体温の約4割は筋肉の発熱によります。特に下半身の。筋肉をアップすれば、基礎代謝が上がり、体温も上がります。30分程度のウォーキングなどの運動をして、特に下半身を鍛えてください。

②血行を良くする
 体が温まってぬくい時、血液の流れは良いですよね。逆に寒くて凍えている時、血液の流れは悪くなります。すなわち、血行を良くすること=体が温まった状態というわけです。ならば、血行を良くするように、体を冷やさない工夫しましょう。

③体を冷やす食生活を改善する
 人は食べ物からエネルギーを作り出すので、食べるという行為は、体温維持の観点から見ても、非常に大事だと分かると思います。でも、人は知らず知らずのうちに、体を冷やす食べ物を摂っています。
例えば、朝食のサラダにヨーグルト、バナナ。南国の食べ物は体を冷やす働きがあります。ヨーグルトは冷蔵庫にしまっておくものですよね。暑いからといって、冷たいものをガバガバ飲むというのも、ノド越しはいいですが、体が冷えてしまいます。
果物や生野菜は体を冷やす物なので、どちらかというと朝・昼に摂るのをオススメします。
アルコールも体を冷やします。一時的にカーッと熱くはなりますが、結果的に体を冷やしてしまうので、お酒の飲み過ぎにはご注意を。
ちなみに、メタボ。太り過ぎの方はダイエットしましょう。太り過ぎというのは、食べ過ぎと同義のことが多いですが、食べ過ぎると、体は消化を行う胃を動かすために、胃に血液を送りこんで胃の働きを高めます。
胃にばっかり血液が行くと、他の部位は血行不良となり、体が冷えます。例えば、食後に眠くなるのは、脳で必要な血液が胃の方へ行ってしまうので、脳が血液不足=働きが鈍る、眠くなるのです。食べ過ぎれば、消化の時間が長くなり、体の血行不良の時間は長くなります。

④体を冷やす生活習慣を改善する
 簡単な所では、入浴法です。なちは冷水に何分、温水に何分とかは詳しくは知りませんが、とにかく湯船に入って体を温めることが大切です。シャワーのみはオススメしません。
「首」と名の付く所を、とにかく冷やさない。足首(靴下はこう)、首(首は寒さの入口。襟巻きなどで、寒さを阻むべし)

とまぁ、こんなことに気を付けて、毎日過ごしていれば、自ずと体温は上がってくるはずです。

低体温とは、体が100%で働いていない状態。つまり病気への抵抗力も弱くなってるので、病気にもなりやすい状態であるわけです。
そんな低体温を改善するには、どれか一つを気をつければいいというものではなく、全てにおいて、自分の冷える習慣を見直すことが大切です。

アレルギーでお困りの方。
不妊症でお困りの方。
冷え症でお困りの方。
まずは、自分の体温を基に、自分の体が冷えているのか確認してほしいと思います。
特に③の冷える食生活の改善は、薬を使う以前の自分で出来る最も大切な対処法なので、ぜひ自分の食生活を細かい所まで見直し、冷える原因を一つ一つ改善していきましょう。

尚、低体温の改善は、これら以外にもたくさんあります。
まずは身近な、誰でも出来るケアを考えて、書きました。

ちなみに、なちは昔から体温が高いんですが、、、なちの場合、アミノ酸が効いてるような気がします。
サプリメントやペットボトルなどに含まれるアミノ酸ではなく、医薬品のアミノ酸です。
アミノ酸は筋肉の材料ですし、エネルギーの素になります。疲労にも効きます(①に関係)
もし、何か試そうと考えていらっしゃる方がいましたら、まずは生活の改善と、アミノ酸をオススメします。
メーカーや商品名については、このブログを商業目的にするつもりはないので、控えておきますね。

低体温とは病気になりやすい温床、体質ではありますが、病気そのものではないので、医師は対処してくれません。西洋医学的に考える医師がほとんどの日本の医療界では、低体温に真正面から取り組む医師は少ないでしょう。冷えが心身の病気の原因と考える医師は少ないんですよね。

だからこそ、薬剤師に相談してください。
冷える体質の改善、、、これは薬局の薬剤師が得意とする分野だと思います。
あなたのかかりつけ薬剤師に、ぜひご相談くださいね。

なち


2010-06-14 01:23  nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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ちょんまげ侍金四郎

ありがとうございました。
実は、数年前から朝起きた時点の体温が35度台になっておりまして、ちょっとビックリしまして「飲んでいる薬のせいでしょうか」とドクターに話しましたら一笑に付されてしまいまして、まあ年齢による体質の変化のせいもあるかと思ってもみたりです(笑)
記載頂いた①から④、さっそく「明日のためにその①から④」として実践させて頂きます。

by ちょんまげ侍金四郎 (2010-06-14 08:15) 

なち

>ちょんまげ侍金四郎さん。
niceありがとうございます!
本当はもう少し踏み込んだ記事だと、すぐにでも実践しやすい感じになったと思いますが、
今なち的夏のど真ん中テーマなので、この位ですいません。

ちなみに一般的に処方薬というのは、体を冷やす方に働きます。
炎症という原因を、冷やして鎮めるからです。
だから金四郎さんが感じた薬のせいでは?は、当たってると思います。
あと加齢で冷えを感じるのは、私は筋力の低下と食習慣の変化だと思っています。

あとは体質改善の薬を上手に使ったりも方法です。
服用薬に飲み合わせが影響しないものもたくさんあるので、試してみるのもいいかもしれません。
by なち (2010-06-14 22:46) 

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