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新型インフルエンザの報道を受けて。 [医療関係]

こんにちわ、なちです。

最初にお断りですが、もし以下の文章に、私が慌ててるとか、時期尚早だとか、危機感を煽りすぎとかを感想としてもたれても、なち自身の性格上、やるべきことをやっておかないと安心できない性格なのです。
過剰な不安を持つ段階ではありませんが、備えをすることは忘れないでください。

それから、新型インフルエンザについての正確な情報は、出来ればテレビや新聞などから、また厚生労働省や国立感染症センターなどのHPを見たりしたインターネット等を利用(電話や訪問では窓口は混乱しますので)で、確実で冷静な情報を得ていただければと思います。

よもや、このブログの読者様で新型インフルエンザの疑いのある方はおられないと思いますが、昨日海外旅行にGWに行く(アメリカだった・・・)という方からの相談がありましたので記しておきますが、インフルエンザの疑いのある方はまずは空港の職員の指示に従ってもらって、空港では熱もなかったけど翌日熱がある、もしや??と思った方は、電話で各自治体(市町村など)の保健所に相談してください(直接医療機関に行ってしまうと、他の人に感染ってしまうかもしれませんので、電話での対応が第一にやることです)
そして自分の責任で旅行に行かれるならば、十分な備えをして行きましょう。

ところで、、、
昨日は、朝から母ちゃんに「マスゾエさんが新型インフルエンザだって言ってるよ!フェーズ4だって!!」という目覚ましから始まりました(叩き起こされた、子供かよ!、笑)。お蔭で寝不足(二度寝を至極の楽しみにしてるので、笑)でした。
半分以上眠った頭で、新型インフルエンザと認定されたこと、フェーズ4なことを確認し、まずはインフルエンザ治療薬の備蓄の確認と、薬局内の感染症対策をどうしようか考えました。
今年の季節性インフルエンザの患者数は、薬の出た数を患者数とすると50人強。
パンデミック(大流行)でもない限り、うちのような薬局に新型患者が来ることはないと思われるんですが、薬局内の感染症対策は、季節性のインフルエンザの大流行(今年のような)と同じレベルにしました。
季節性のインフルエンザは今年はこの地域では終息したので、全スタッフのマスクもしてなかったんですけど、流行時と同じ対策をすることにしました(まぁ基本的なことです)

備蓄薬は、実は最も頭の悩みところで、棚卸しを控え在庫を極力減らしたい時期になっていたので、少し返品してしまったんですよね。。。あぁ~。
結局メイン卸からの追加納品は叶わず。
他の卸から数人分の薬を確保。
ただ製薬メーカーがフェーズ4に伴い出荷制限を行ってるので、これ以上町の薬局に薬が入ってくることは今の段階ではないだろうと思います(特にリレンザは皆無かと)
次の納品は、来シーズンの季節性インフルエンザの時期(それも新型の影響でどうなるかは未定)のようです。

あとは、なちは数年前より新型インフルエンザに備えた感染症パックなるもの(さすがに防護服とかはないですが・・)を独自にやってまして、季節性のインフルエンザの流行前や棚卸しの時に見直しをしていたんですけど、昨夜夜中に全ての数と期限を確認する作業をしてました。
しっかり統計を取ってまでというのは初。ここまでしっかりしてなかった自分に反省も。
途中で、PC抱えながら寝ちゃったみたいで、朝起きたらPCは開きっぱなしだわ、体は布団に入ってないわ、電気はつけっぱなしだわという有り様。カゼを引かなかったのが奇跡的です(大げさすぎっ)

そうそう、以前から言われていたことですが、新型インフルエンザが流行した場合、20-40代の働き盛りの世代が最も被害が深刻になるのは何故?的な質問もこの前受けました。
なちも詳しい体の構造を熟知してないので分かりませんが、過去の例(スペイン風邪の疫学など)をみても、実際の死者は10-40代に多く、免疫が異常に異物(ウィルス)を攻撃して、さらに正常な細胞まで侵してしまうためのようです(サイトカインが過剰に正常細胞・正常臓器を攻撃してしまう)
反対に季節性のインフルエンザ(毎年流行するもの)は、免疫を持っている人が多いので、逆に免疫力や抵抗力の低い子供やお年寄りに被害が大きくでるんですね。

ワクチンも有精卵の数の関係上、季節性のを後回しにして、新型に備えるようですし、もし新型がこのまま終息にむかっても、来シーズンの季節性インフルエンザ治療や予防は例年とは異なる対応になるのは必至でしょう。まずワクチンがどうなるか疑問ですし。。

ただ、予防はうがい・手洗い・マスクが効果がありますので、それらの励行はぜひ実施したいですね。

煽るつもりはないんですが、マスクの備蓄はお早めに。
日本人って、ないとどうしても欲しくなっちゃう性格のようだから、早めに備えておきましょう。マスクだったら、使用期限も数年大丈夫ですし、せめて家族分くらいは用意しておいてもいいのではないかな、と。

さてさて、なちが今の段階でやるべき、町の薬局的・個人的な備蓄やその他の作業は今日の午前中に済みましたので、あとは冷静に報道や流れを見るばかりです。

あと、もう一つだけ思い出したことが。
日本でのタミフル・リレンザの予防的な処方は、よほどのことがない限り認められておりません。自費でも無理です。
日本で予防的な処方が認められるのは全身症状がかなり悪い高齢者の一部に限られてますので、一般の方が海外に行くからほしいとか言うのも認められてません(現時点で)
先日、Drにケンカ腰で迫ったという患者さんの話を聞きましたので、一応書いておきます。


昨日は、GW前の激混みと、インフルの関係と、広域アタックの続編があったり、レセ請求もあり、本当にヘトヘトになりました。うちのメイン卸の担当者は同じ事(新型関係)を朝から言い続けて完全な気虚でしたね(笑)

今日から本格的なゴールデンウィークに入られた方も多いとは思いますが、どなた様も、健康やケガなどに留意し、楽しい連休をお過ごしくださいませ。
それでは、また。

やるべきことはしっかりやり、もしその事態が来たら、なるようになるさで、ドーンとしていたいです。
何も事前にやらなかった・・・と後悔するのはイヤだから。

今日はこれから携帯電話の店舗に行ってきまーっす!


2009-04-29 13:22  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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